- 紫根に興味があるけど、副作用や刺激が心配…..
- 敏感肌でも使えるのか不安
今回の記事は、紫根化粧品の安全性に不安がある方に向けて書いています。
紫根自体は安全な美容成分ですが、紫根を配合した化粧品のほかの成分が刺激になることがあります。
紫根の副作用や敏感肌への影響について解説します。
紫根は副作用の心配が少ない美容成分です
紫根(ムラサキ根エキス)は、化粧品成分として使っても副作用の心配がないとされています。
紫根が化粧品成分として使われるようになって少なくとも40年以上経っていますが、副作用があったという報告例はほとんどありません。
紫根の美肌効果とは
紫根には次の4つの美肌効果が期待できます。
- 抗菌
- 抗炎症
- 細胞賦活
- シミ予防
「細胞賦活」とは、簡単にいうとエイジングケアです。
紫根エキスは、抗菌作用でニキビ、抗炎症作用でニキビの悪化や炎症によるシミを防ぐ効果が期待できることから、ニキビ対策化粧品や美白化粧品に配合されることが多いです。
最近は、エイジングケア効果が注目され、40代以降を対象にしたエイジングケア化粧品に配合されることも増えました。
有名メーカーでいうと、「オルビス」「HABA」などが紫根エキスを化粧品に配合しています。
多くの化粧品メーカーが紫根エキスを美容成分として使っていることからも、紫根エキスの安全性がわかります。
紫根化粧品は敏感肌でも使える?
紫根エキス自体は、敏感肌でも使える成分ですが、化粧品によっては刺激を感じる可能性があります。
それは、敏感肌が刺激を受けやすい成分を配合している紫根化粧品です。
敏感肌は、次のような成分で刺激を受けやすいと考えられています。
以上の成分が成分表の最初のほうに表記されている場合、刺激を受けやすい可能性があります。
実は、このような成分は高級化粧品にも多く配合されています。全ての商品がそうとは限りませんが、高級=肌にいいとは限らないので、化粧品を選ぶときは成分表もチェックしましょう。
アトピー肌の場合は紫雲膏でのケアもおすすめ
アトピーがある人の場合でも、紫根をスキンケアに取り入れることが可能です。皮膚の軟膏「紫雲膏」はアトピー肌にも使える軟膏で、紫雲膏の主成分には紫根が含まれています。
紫根には抗炎症作用があるため、皮膚の炎症が起きやすいアトピー肌を穏やかに整える効果が期待できるのです。
炎症がひどく気になる部分は紫雲膏を塗り、普段のお手入れは紫根エキス入りで低刺激の紫根化粧品を使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、紫根には血行を促す作用もあるため、アトピー肌の人の場合は紫根を使うことで血流が良くなり、一時的にかゆみのような症状が起こる可能性があります。
紫雲膏や紫根化粧品を使う前に必ずパッチテストを行い、症状がひどく現れた場合はかかりつけ医に診てもらってください。
紫根をスキンケアで使うときの注意点
紫根をスキンケアで使う場合は、次の2つの方法で試してください。
- 紫根化粧品を手作りする場合は薬局で紫根を手に入れる
- 紫根化粧品を使う
とくに要注意なのが、自分で紫根化粧品を手作りするケースです。
注意するべきなのは、使う紫根の素材。紫根には「ピロリジジンアルカロイド」という成分が含まれています。この成分は、肝臓に対する毒性を持っているのです。
参考:農林水産省「食品中のピロリジジンアルカロイド類に関する情報」
紫根をアク抜きすることで毒性成分を取り除けるのですが、アク抜きを自分で行うのは手間がかかります。アク抜きをしていない紫根を使うと、思わぬトラブルにつながるため、必ず薬局などでアク抜き済みの紫根を手に入れてください。
紫根化粧品ならアク抜き済みの紫根エキスが使われていますし、手作りする手間もかからないので安心・便利です。
副作用の心配が少ない紫根で年齢肌ケア
紫根自体は昔から使われている和漢ハーブ成分で、副作用の事例はほとんどないので安心して使えます。
しかし、紫根エキス入りの化粧品でも肌に刺激を与えやすい成分が配合されていることがあり、紫根化粧品全部が低刺激というわけではありません。
刺激が心配な方は、無添加の紫根化粧品を選ぶことをおすすめします。
紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。
紫根化粧品を見てみる